こんにちは! 私もアイボリーの本革に乗ってます。
私が今までいろいろな情報を集めて実践してきた中で、一番費用対効果が
優れていて、皮に対するダメージが少なかった方法をご紹介したいと思います。
それはクイックブライト+極細歯ブラシ+特殊クロスです。
クイックブライトは、皆さんもTVショッピングなどでご存じかと思います。
カーショップやDIY店で大体1000円前後で売っています。
このクイックブライトを電子レンジで1分ほど暖めて柔らかくします。そして
それを歯ブラシにとって、皮シートに対して力をかけずに優しくこすります。
汚れをかきだすと言うよりは、汚れを浮かせるというイメージです。
ここで言う歯ブラシは、出来るだけ極細で一番柔らかいものを使用してくだ
さい。ものによっては本革に致命的なダメージを与えてしまうかもしれません。
心配な方は、一度ご自身の顔をこすってみることをおすすめします。それで痛け
れば、皮もいてぇということになりますので、わかりやすいですね(笑)。
次に浮かした汚れを100%拭き取る必要があります。本革シートの汚れを
取ると言うことは、言い換えると本革シートに付着している汚れを他の布に
移すということになります。
しかし、ふつうのタオルなどを使用しても、なかなか浮かした汚れを全て拭き
取ることは出来ません。よって、何らかの方法でこの汚れの拭き取り率を向上さ
せてやる必要があります。
私の場合は、この方法として特殊クロスを採用しました。私が使用しているク
ロスは、サックスやトランペットなどの楽器の汚れを拭き取る事が出来る特殊ク
ロスです。この楽器用のクロスにはいろいろな種類がありますが、私は東レのト
レシーという新素材を採用しているクロスを使用しています。これは大きな楽器
屋さんでは取り扱っていると思います。私が購入したときは4000円ぐらいだ
ったと記憶していますが、確かではありません。今ならいろいろこの素材を使っ
た製品が各社から発売されているみたいなので、一度検索して見て下さい。参考
までにトレシーの解説のリンクをご紹介します。
http://www.toray.co.jp/toraysee/what/
私の場合は、この布を2枚使用しています。1枚はクイックブライトで浮かせ
た汚れを拭き取り用、もう1枚は仕上げ用です。
この方法によって、皮本来が持っている柔らかさや風合いが戻ってきました。
はっきりいって前の状態とは比べものにならないほどきれいになりました。特に
アイボリーは汚れが目立ちやすいせいかもしれません。堅い感じがした皮が柔ら
かくなり、思わず全てのシートを磨いてしまいました(笑)
一度これで綺麗にしてしまうと、あとは気になったときにやる程度でずっと綺麗
な状態を維持することが出来ます。
私はこのような方法でクリーニングをしていますが、もちろんそれぞれの車の
状態によって皮のコンディションは様々です。このクリーニングによって皮シート
に最後の引導を渡してしまうケースが無いとは言い切れません。あくまで自己責任
でお願いいたします。一度本格的にやる前に、目立たないところでテストをお勧め
致します。 |
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